昨日降り続いた僕への不幸が
今日は嘘のようにハレ上がる。
少し静る風がふくけど
周りは僕の噂で騒がしい。
檻の中からやっと出られたのに
静かになれる場所を探して
西に歩いてきた。
太陽は僕につきまとい、
やっぱり監視しているから
雑踏に踏み潰してもらおう。
馬乗りになって突き刺さる陽射し。
朱に近い
赤とは違う光
ざわめきを悲鳴に変える恐怖。
僕の恐怖。
誰も気づかない君と反対側の陰り。
差し伸べて欲しくて
刺し出したのさ。
誰も明日には忘れてしまう怒りとともに
檻の中にしか存在しない
ある平穏無事のために。