近づいてテーブルの下からそっと…そっと伸ばして私に近づいて。ストーブに火を いれるよな寒い季節だもの互いに重ねて、重ねて着てしまう前に。瞳をじっと見つめたままでいて冷たくかじかむ、悴む爪先があなたに触れる前に。湯気が目立つ紅茶薄暗い電灯の店窓ガラスは雨音で泣き声。濡らした指先レコード盤はもうすぐ、もうすぐ裏返されてしまうから。テーブルの下からでお願い…そっと伸ばして私に近づいて。