その先は誰も教えてくれない。 |    しおじのし

   しおじのし

  ー裏路地の one dropー

目覚まし時計より

早く目が覚める

冷たい蒼い朝。

吐息は

甘白くなって

向こうまで流れてる。



その角まで送ろう。


 ―駅までおくって。

背中の会話

帰り道がつらくなるから

そんなに行かないでよ。



君のこと全部

好きだとはいえないよ。

大切さが何より

前に行くから。

何でもよくしゃべる

ふざけ合う2人

君が思う気持ちじゃ

物足りないということでもないし

この先を誰か教えてよ。



甲州街道

歩道橋渡るまで、

一度も振り返らないなら


僕はそのまま帰るよ。

声も凍って届かないし

冷たい蒼い朝。