くやしいけれども
お相手なんです
やっぱり
どうしたって
お相手なんです
どこをどう取っても
何をどう見ようとしても
お相手なんです
お相手しか
あなたは
受け入れられない
そうなっているんです
お相手は あなたで
あなたは お相手で
どんなに
嫌っても
どんなに
逃げたくても
あなたは
あなたから
目を逸らすことが出来ない
これは
あなたという
お相手にしか
成せない
大規模な
自我の崩壊へと仕向ける
企て
それであって
お相手という
あなた
あなたという
お相手
その二人でしか
成せない
自分自身と愛し合うという
目論見