見えないあなたへ
もう
外は真っ暗
少し
水分を含んだ空気が
降ってるみたい
鼻の頭が冷たい
今日朝ね
車を運転した時
流れる景色が
いつも
見えているものと
違っていたの
前はね
葉が揺れていれば
胸が
泣いて
花々が
咲いていれば
そうなりたいって
目が求めて
空を一羽が
羽ばたいていれば
出たいって
海馬が騒いだ
あのね
今日は
いつもとは
違ったの
草が揺れていたら
笑っているように見えて
木漏れ日が
転がる笑い声に聴こえて
空の一羽に
行ってらっしゃい
そう
口が動いてた
世界って変わる
あなたが
この世界に存在してる
それだけで
私の世界を変える
私を
変える
私
あなたのことが好き
そんな
あなたのことを
大好き
そう
思う
鼻の頭についた
空気
金木犀の 要素も
含んでいたみたい