初めての航海
その船の
舵を取るのは あなた です
緩やかな海は優しい
一つの風は 船を 大きく揺らす
大海原に
投げ出された
そう 嘆く日もあるでしょう
自分の選択を
誰かのせいにしたくもなる日もある
こんな自分に
嫌気がさす
自責に苛まれることもあるでしょう
水平線は
思った以上に 斜めに見える
斜めにみえたって
目指す先を教えてくれる
先導線に変わりはなくて
母なる海は
初めて航海に出た あなた に
数えきれないほどの
生きるために
必要な 苦難を 与えるでしょう
落とす泪は
海と同じ味がする
海はきっと
泪で出来てるんだ
そんな 共感を 静かに持つかもしれません
そして
水平線のずっと向こうに黙って
沈む夕日をみせ
あなたへ
休息を
そして
水平線の際から登る
朝日に
あなたへ贈る希望を託す
波が大きく船を飲み込もうとする時
あなたは
何を信頼するのでしょう
船にしがみつきながら
誰もいない
この船の上で
どうこの波を 船を 信頼するのでしょう
舵を取るあなたは
船への責任を感じます
舵取りをする
あなたを 心から 信頼する
信頼するしかなくなる時
その信頼は
波紋の様に
あなたを包み
荒れ狂う海に
波に
叩きつけられる船への
信頼へ変わっていく
自分への信頼は
自分のために 今在る ものものへの
揺るぎない
絶対的
信頼となっていく
そして思う
この私なら
このもの達となら
この場所でなら
終わりを迎えてもいい
その覚悟を
共にした ものものとの 繋がりは
決して
決して
この世界に存在する
何かによって
壊されることはありません
航海は
どんな旅の終わりをも
あなたの想い次第で変わります
航海が単なる後悔で
終わってしまうこともあるでしょう
人一人の人生は
この世界全ての人に
知られるわけではありません
でも
あなたが
この人生は
この船は
この舵取りは
私がしたんだ
その 責任の実感は いずれ
どこまでも続く海のように
初めて航海へと出発した
人々に伝わっていくでしょう
それは
水の波紋の様に
どこまでも
どこまでも
広がっていくでしょう