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言葉の音符

短歌のブログです

夏休み プール上がりの帰り道

小石に耳の 水を吸わせた

 

 

「ねえ、子供の頃、プールから上がって耳に水が残っていた時、耳に石を当てて取っていたよね」

 夫にそう聞くと、したことない、という。そうかなと思ってネットで見てみると、確かに出てこない。タオルやハンカチを丸めて充てるとか、ドライヤーを当てるとかが、まあ、近いのかなと。生温かい、何かを押し当てる、ということで。石はもちろん、耳の穴に入り込まない程度の大きさ。それを押し当ててケンケン(片足で小さくジャンプ)する。

 もう何年も、プールに入っていない。

 

「ひぐらしの声が聞きたい」 グーグルは

瞬時に森へ いざなってくれた

 

 

 セミが鳴くようになりました。早朝、夫が「ひぐらしの声が聞きたい」と言ったので、「オッケーグーグル」と言ってみたら、聴かせてくれました。目を閉じると、本当に森の中にいるみたいです。

「書を捨てよ 町へ出よう」

 寺山修司は言った。

 

 彼には彼の価値観がある

 その価値観を持つには その価値観を持つにいたるまでの

 なにがしかの経験があったはずだ

 私は それを知りたい、と思う

 

「見えない物を見ようとするんだね」

 たしかに、ね

 私の悪い癖なのかもね

 

 一冊の本を読むより

 生まれてから昨日までのあなたを知りたい

 どんな家に生まれてどんな人と出会い

 どんな経験をし 感動してきたのか

 喜び 悲しみ

 いくつもの波を乗り越えて 今

 あなたがそこにいる

 

 一冊の本を読むように

 あなたを知りたい

 

 いてくれてありがとう