YOUの職業は? | 独り言が多い珈琲焙煎士のダイヤリー

独り言が多い珈琲焙煎士のダイヤリー

流行りの珈琲に左右されない味を貫く珈琲焙煎士

僕はただひたすらに「おいしい」を届けたいだけ。
自分を磨き続け、澄んだ世界で創る最高の一杯を。

ひとに誰かを紹介するときに

 

「このひとは〇〇さんで、〇〇屋さん(〇〇のお仕事をなさってる方)なんですよ」

 

そうすぐに自分のことを他己紹介してもらえるような 自分は〇〇である と

 

言い切れることを日々しているかどうか って結構重要だったりしますよね。

 

 

〇〇さんは、こういう人。 とか 〇〇さんは、◆◆をしてる人。 でもいいです

 

何者なのかが明確であるかどうか ってことは他者との関係性を構築していく上でも

 

結構大事になってくるケースが増えていきます。 歳を取るほどに、でしょう。

 

 

僕の場合は 例えば「焙煎士です」 とか 「コーヒー豆屋です」 みたいなのもだし

 

「バイクレースに出てます」 とか 「バンドマンです」 とか まぁものは言いようで(笑)

 

 

例えば今 急に「名刺を作る!」となったときに 資格とかスペック的なこと含め

 

パッと出てくる「自分は〇〇です」という肩書きのようなものがいくつ思いつくか

 

そしてそれらのうち、どれだけ多くの割合のものを「自分の"もの"にしているか」で

 

自分は〇〇です 〇〇を得意としてます と胸張って言える確率が上がるわけです。

 

自分のスペックをひけらかすという意味合いではありません。

 

強みを知ってもらう とか このジャンルもイジってくれていいよ! みたいな。(笑)

 

 

そしてそれはお店という機能性のある建物をつくる・考え生み出すことにも

 

同じようなことが言えたりします。

 

ウチのお店は〇〇屋さんです というアイデンティティのハナシです。

 

 

仕事上 開業のご相談とか コーヒー屋(豆屋)がしたいという方もよく来られますし

 

実際の開業や、それに向けた豆のご相談をお受けする機会も多々ありますが

 

コーヒー屋がしたい!となったとき そのお店のコンセプトを考えたり 何を売りにするかとか

 

その店舗内装はどういうイメージなのか そのお店をどういう方向で盛り上げていきたいのか

 

それこそ、 そのお店の「職業(役目)」 を明確に与えられるか否かということはとても大切で

 

お客さんにもし 「で、このお店って何が売りなん?」 と思われちゃったら厄介なもので

 

その方がもし自分のお店を紹介する時に 「あのお店は、何屋さんかよくわからなかった」

 

そう言われてしまう可能性があったり そうなるとやっぱりリピートも難しくなっていき。。

 

 

これは実際に沢山の新規開業店を見たり、関わらせてもらって来た中で自分も体験しましたが

 

「結局このお店をつくった目的は?」 「お店をつくることが目的になってない?」 という

 

シンプルな疑問が湧いてくることもちょくちょく出てきたりするわけです。

 

 

その先 を見据えているひと そうでないひと 

 

売上 への執着を持っているひと そうでないひと

 

自己実現 との結び付きを考えるひと そうでないひと

 

役に立つ を意識しているひと そうでないひと

 

 

正解とか間違いではないけど 差は割と 見え ます。

 

 

お店をつくる ということも大事なのは重々承知だし

 

お店をつくる というチャレンジに対しては多いに賛同し、応援できます。

 

ですが ハイ、お店ができました! となった時の次に 「・・・で?どうしたい?」という問いに

 

「このお店をこうしたい。このお店で自分がこうなりたい。このお店でこういう役に立ちたい。」

 

なんでもいいんです、そのお店の職業(役目・意味)を明確に持つべく努力を続けることが

 

商売を長く続けていく上では大事な要素のように感じています。強く。

 

 

「コーヒースタンドを開業するのが夢なんです!」 無数に聴いてきた言葉です。

 

「そうなんですね!凄い!頑張ってください!」 「で、開けてからは何をするんですか?」

 

そう問った時の答えが そのひとの 目標ではなく、目的にあたる部分です。

 

 

随時変化させていけばいいと思うし、ひとつに執着する必要もないんですが

 

それを持っていないままにお店を開けるのは、すこしリスキーかもしれません。

 

それこそそのお店が「何屋さんなのか」という軸の強さに繋がるからです。

 

そしてそれはお客さんには すごくよく 見えてしまう のも事実です。

 

 

あのひと いつも◎◎を頑張ってるけど 普段は〇〇屋さんなんだよ!

 

あのひと 〇〇屋さんなんだけど 実は◇◇もすごく得意らしいよ!

 

 

そういう「枠の外」の充足がある、けど、軸はちゃんと足を残していて

 

他者から目線での あのひとは◎◎屋さん ◎◎のひと が確立できていれば

 

ある意味 なにやったって そのひとは自分という個を失くさないわけです。

 

 

だから どんどん目標も目的もアップデートさせていけばいいし

 

去年と今年で全然違うことを言ってたって まあそういう人だから笑 と思われるだけで

 

でも実は焙煎士で、コーヒー豆屋やってる人なんだよ と言ってもらえる自分でさえいれば

 

僕自身もこれからの将来 どこで、何をやって、何作ろうが売ろうが良いとさえ思っています。(笑)

 

 

適当に生きてるわけじゃないです、1日、1秒1秒、むっちゃ真剣に生きてるからこそ

 

自分の軸はこれだと言い切って居られて 自分が◎◎屋で、◎◎が好きで、◎◎が得意だと

 

絶対的に言い切れるし、それがあるから外の世界を楽しむ・遊ぶ、も全力なんです。

 

 

おごりや過信を持たず、謙虚に、でも真剣に、感謝を忘れずに。

 

であれば、人生は思いっきり楽しがる生き方に振ったらいいと思っています。

 

不平不満に足を引っ張られず 今を受け入れ満足した上で目指すもっと良い未来に目を。

 

人の足を引っ張っちゃいけない。手を差し出し、差し出され、引っ張り上げ、上げられていけばいい。

 

自分だけがー、じゃなくて。

 

 

「まだまだ私なんて全然ですよ~」

 

本当に沢山のひとがそういう言葉を使うし

 

自分だってつい口に出してしまうフレーズですが

 

 

自己否定とか、自分への不満の上に成り立ってる自己成長の促進エネルギーなんて

 

やっぱり 今は今として受け入れているひとに比べたら強さも違って当然でしょうし

 

「今の自分も頑張ってる、できないことはできないと認めることもできている。」

 

そんな自分も好きだと言い切れるひとがチャレンジや成長を遂げていくパワーの方が

 

当然熱量も、スピードも上で当然なんじゃないかなぁと思うんです。

 

 

「できないを認める」 って結構難しいし、大変なことなのかもしれないけど

 

そのための「できるひと」とか「その部分を補うひと(ジャンルの違う専門家)」が居て

 

そこへ適切な対価を支払わせてもらって、その「得意」をおもいきり受け取ることで

 

適切な分業とギブ&ギブができるのではないでしょうか。

 

 

互いのできないを埋め合う関係 なんてのはちょっとネガティブに聞こえますが

 

お互いがちゃんと自分にある程度の満足とか受け入れるができてさえいれば

 

1.0を下回る人間のエネルギーにはなってないと思うんです。

 

だから、できないを他の誰かプロに任せても、掛け算上の1.0を下回らない。

 

僕はそういう意識で「お任せします」とか「ここは任せて下さい」を伝えます。

 

 

できないもんはできないし、できるならやってあげたいし。 シンプル。(笑)

 

 

だから題名の通りですが 自分の職業は? 自分は何屋さん?

 

自分は何のプロ? 何が得意? 何で役に立てる? 何を解決し手伝える?

 

そこの軸を持った自分自身という人間だったり、お店や会社だったり組織だったり

 

未来だったりを 創り上げていこうとすること 自認すること 自信をもつことが

 

いろんな将来の夢とか自己実現に直結していくんだろうと思っています。

 

 

できないはできないでいいんですよ。

 

まずは今ちゃんと、今に生きることができていて

 

不安で見えない将来をいちいち悲観視することなく

 

まあ楽しんでいこうぜと言い合える人達と

 

うまいこと笑い合いながら助け合いながら生きてけばいいでしょ。

 

 

僕自身 ひとと群れるのは超苦手だし 人の多い場所嫌いだしで

 

コミュニケーション能力の欠片も実は持ってない人間なんですが

 

お店続けていく中で結局 このひととならなんでも話せるな! とか

 

このひとと◎◎を一緒にしたいな! こういう将来を作りたいな! とか

 

その 響き合える仲間とかパートナーのような存在の方々を集めてけば

 

結局コミュニケーション能力の如何なんかよりも大枠の「大好きに囲まれる」を

 

自分で作ることを続けて、それがカタチになってきつつあるのを感じています。

 

 

1~2年じゃできないことですが、今はいいひとに囲まれてる。

 

自分ひとりで作って続けた店だなんて思っていません。みんなのイレブンです。

 

だから、この店や自分の仕事に不満や文句・ネガティブな意識を持つなんて

 

一緒にこの店を見続けて下さってる、好きで居て下さってる皆さんに失礼の極み。

 

だから、この店が好きだと自分は今言い切れていることを誇りに思っているし

 

自分はプロの焙煎士です。生駒で店やってます。 と言い切れるわけで。

 

 

これからどうアップデートを繰り返して どこで、どういう形で店とか仕事を続けるか

 

今の自分にはまだまだ見えてこないし、それがワクワクする要因でもあるんだけど

 

どうなろうと 自分の職業と役目と今を生ききることだけは大事にしていきます。

 

 

むっち端的にまとめるとすれば テキトーには生きてないよ! と。(笑)

 

全部にありがとうだし、全部に「これからも楽しんで仕事やっていきます」だし。

 

 

これから自分の職業で独立を考えていますとか

 

これからお店を開きますっていうひとに意識してほしいなと思うのは

 

とりあえず目的とかも大事だけど その仕事や店や自分にどういう役目を与えて

 

したいことと同じだけ、してあげたいことを考えるもずーっと続けてって

 

質のいい巻き込みと循環、外向きの発信や、互いの守り合いを大切に

 

毎日毎日ベターを積み重ねていくこと。

 

「これで将来がよくなってけばいいな」の種を蒔くこと。

 

 

そしたらなんか知らん間に 12年目ぐらいにはなるかもよと

 

12年3カ月目の自分が言えるアドバイス?的な言葉とさせて頂きます・・・!

 

知らんけど!(←すべてのことばの責任を帳消しにする免罪符だと思ってる節はある。)

 

 

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今日はコーヒー道具をご紹介します。