自分こそ一番の教本 | 独り言が多い珈琲焙煎士のダイヤリー

独り言が多い珈琲焙煎士のダイヤリー

流行りの珈琲に左右されない味を貫く珈琲焙煎士

僕はただひたすらに「おいしい」を届けたいだけ。
自分を磨き続け、澄んだ世界で創る最高の一杯を。

おはようございます。

 

鎖骨骨折以後、どうも筋肉で骨の強度をカバーしているのか

 

左の胸筋だけ発達してちぐはぐな鳩胸が形成されています。

 

今日もおいしいコーヒー頑張って送り出そうと思います。(何の報告や)

 

 

昨日はバイク通勤 カブばっかり乗ってたらこっちが腐っちゃうし。(笑)

 

いや 実際ちょっとホコリかぶってたけど。(笑)

 

 

 

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店やってると 新規開業のご相談というか、開業しようとなさってる方に

 

アドバイス(的なこと)をカウンター越しにさせてもらう時があるのですが

 

割と皆さん勢いのある方が多くて 逆にパワーを分けてもらったりするわけです。

 

で 各々が「こうしようと思ってる!」 「〇〇をメインにしたい!」

 

「ずっと店をしたかった、夢だった!」 むっちゃ素晴らしいなと。

 

 

自分なりに今まで商売を続けさせてもらってる中で およそではあれど

 

こういうお店はうまくいってるな~とか

 

こういうお店は長く続かなかったな~とか

 

ポジな面もネガな面も割と同じぐらい話すんですが

 

そういう中でいつも敢えてハナシに出すことがあって。

 

 

「で、お店を開けてからは、何をしようと思ってるんですか?」 ということ。

 

か~ら~の~? という部分のハナシ。 これ、大事だと思うんです。

 

 

「店がしたい」 という想いがもうビリビリ伝わってくる事ばかりで

 

「開けてから」 の事を深く尋ねても案外定まってないというか…

 

「お店がしたい!」が先行しすぎてるように見受けられる方も多くて。

 

なかには 「うまくいかないかもしれないけど…挑戦したいんです!」 

 

なんて方もじっさいチラホラ居られるんですが その精神はカッコいい

 

けど、うまくいかない前提を持っちゃわず、せっかくなら長く楽しんでほしいし。

 

 

いや、、別に長期的なことが定まってなくても全っっ然いいんですよ

 

そんなのは開けてみないと分からないことの方が圧倒的に多いんですから。

 

 

ただその「開けてから」とか 何を目指して店をあけるのか という

 

目標の先にあることについて少しでも携えてるだけでも結構プラスになることが多くて

 

少々の壁もそこまで高く感じなくなるというか・・・ 

 

経るべき過程として捉えられるような自分で居られる要素になるもんだったりしてね。

 

 

これなんでこんな偉そうなこと言ってしまっているかというと

 

自分がそこまで先々のビジョンを全っっ然考えてなかったせいで

 

5年以上にも渡り低迷期が続いて酷く痛い目を見たから! です(笑)

 

ええそりゃあもう、自己形成や目的意識の構築に時間をかけすぎました。

 

不器用なもんで。(笑)

 

 

本当に勢いだけで始めた店や焙煎の勉強でした。

 

じゃあ店をオープンして どうなっていこうとしているのか?

 

開業当初 そこは自分に一番抜けていた部分でもありました。

 

だから どっち向いて走ってけばいいか わからなかったんです。

 

とりあえず前向いて走るぞ! ではそっちが正しい向きかも分からない。

 

今なら「走った向きが自分にとっての正解」にしちゃえばいいんだよと思えるけど

 

当時の自分はその意識すら無ければ で、どうするの俺? でしかなかった。

 

そりゃブレブレなコンセプトの店だったなと思い返せばハズカシイもんで。(笑)

 

もちろん今を創る「糧」としてはそういう経緯こと大事かもしれないけど。

 

 

アイツ無茶しやがって・・ と笑って見ててもらえるならいいにせよ

 

明らかに無謀じゃね? というレベルなまでの状況でスタートするのは

 

でーきーれーばー避ける方がいいのかな~って自身を省みて思っています。

 

そういう所は、ハナシとしてさせてもらっとこうという。

 

 

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ただどんな新規事業をおこそうとする人の周りにも一定数いるのが

 

「そんなのうまくいくわけがない」

 

「どうせ失敗する」 そういう意見をお持ちの方々です。

 

それは親族であれ、友達であれ、同業の方々であれ色々。

 

頑張って! と言われてる裏で僕も色んな陰口を言われてました。

 

開業後も信頼していた方の酷い言葉に傷付いた経験もいくらかあります。

 

 

(もちろん明々後日で11年続けてる以上、今は皆さん黙りましたけどね!)

 

 

そういう意見をもし身の周りで開業しようとする誰かに 今、向けているひと。

 

もしこの記事を見て下さっているならば できれば、手放してほしいです、その感情。

 

その感情が、そのお店を潰すことにもなりかねません。噂話が店を潰します。本当に。

 

(自分が、そういう感情で店を潰されそうになったからでもありますが。。)

 

応援してあげてほしい。頻度も回数も関係ないです。

 

たまにで 年に数回でもいいから、とにかく行ってあげてほしい。

 

 

 

例えば近所に飲食店(個人経営の)ができたとするじゃないですが。

 

「こんなところでやってもうまくいかへんで~」 とか

 

「この街は商売ムズカシイからね~」 とか やってる人間に言って

 

それ言ってどうなんの? となって当然でもあるわけで。

 

って、散々近隣住民に言われてきた人間のひとりとして(笑) 思うんですが、

 

 

近所にお店が増えた 近所に賑わいを創ろうとしてくれている

 

頑張ってチャレンジしようとしてる人が居るようだ

 

 

もうそれは、悪い風に捉えちゃだめなんです。ほんとに。

 

むしろ ありがとう! じゃないでしょうか?

 

僕はそう思います。 個人商店は街の財産だと。。

 

とにかくこの街にもうちょっと何屋さんでもいいからお店がふえて

 

「賑わってきたな!感」を感じさせてほしいなぁと思ってます。

 

 

 

さて・・開業云々のハナシに戻します。

 

 

ビジョンを全く持たずに開業するってのは少し無謀かもしれません。

 

僕のように何年も「こんなはずじゃなかった」な時期を経てしまうかも。

 

結果的に生き残れてるからこんなこと書いていられるわけですけど

 

正直「もう無理だな」は幾度となくアタマに浮かんできた11年でした。

 

 

そうはなってほしくないし なるべく早く成功してほしいし。

 

だから 必要な助言を求められるなら しなきゃな、したいなと思うわけで。

 

だから・・・所謂コンサル的なことは僕は話さないと思います。

 

テクニック "ではない部分" の大事さに"も"、気付いたからかもしれません。

 

 

もちろん開業相談に来てくれた人たちの皆が皆にウンウン頷かれたわけじゃないけど

 

認識が近しい方は、やっぱり概ね上手に今も続けてらっしゃったりします。

 

ウチのお取引先だけじゃなくて、ホントに話しただけの方もおられますけど

 

やっぱり 「このひとのお店はうまくいきそうだなぁ」 はハズレなくなりました。

 

その逆も、同じぐらいハズレなくなったのが、なんともアレなんですが。苦笑

 

 

いやいや・・ 小難しい感じのこと書いといてなんですけど

 

チャレンジしようとする気持ちを買うということが大事でもあるので

 

どんなチャレンジャーも応援出来る限りはさせてもらっています。

 

他者のやり方を否定してまで自分の「こうした方が良い」を押し付けるほど

 

自分の言葉には責任持てないです。(笑) 正しい、なんてこと何もないし。

 

こういうお店もあった こういうお店はうまくいってるよ と

 

それぐらいのアドバイスさせてもらうが丁度良い塩梅なんでしょう。

 

気になったらなんなりとご相談ください。

 

コーヒー豆のことでも 答えられることは何でもお伝えします。

 

もちろん卸先店舗も、いつでも募集しております。(笑)

 

 

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正直いって 僕は初期設定とか なにがしたいのかとか

 

色々と出だしの時点で失敗していたんです。 本当に。

 

 

幸いにも運よく軌道修正し始めたのが開業から間もない時期だったから

 

それが功を奏しだしたのがギリギリ耐えうる時期だっただけです。

 

とかゆーといて、5年間、ずーっと赤字のまんまでやってたし

 

何のために貯金を削り続けてるのか悩む時期もあったし

 

今だに「これでいいのか」「自分の目的は?」と悩んでもいます。

 

 

要は・・そんなもんなんです。(笑)

 

 

僕みたいな(すぐに)失敗(しそうになった)例を

 

ぜひとも参考に出来る部分はしてほしいし 反面教師にしてもらいたいです。

 

だから そういう面でのアドバイスは本当にいくらでもできます。

 

(必要なアドバイスかどうかはさておき・・!)

 

 

 

こうして今も店に立ち続けて居られるのはお客さんをはじめ

 

お取引先の店舗や企業さんのお陰様でしかないですし

 

自分の力だけでやってこれたなんて微塵も思っていません。

 

「謙虚であること」「感謝を忘れないこと」 なんかもそうで

 

 

何を大切にしたいのか。 それを大切にできるのか。

 

 

そういうシンプルなことで案外うまくいくヒントが見つかるし

 

その「ひと」が価値だと思っているので。

 

 

売り方や作り方 技術ノウハウは当たり前に磨き続けるべきでしょう。

 

あとは、じゃない部分、の基礎を強固にしていくその過程こそが

 

お客さんにちゃんと価値として伝わってくんだろうなと思っています。

 

 

一緒に面白いこと、面白いお仕事しましょう!

 

取引先 というよりは 仲間づくり なんでしょうね僕の場合は。

 

 

 

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来週以後のスケジュールは決め次第各SNSとgoogle店舗情報にてお知らせ致します。