何を買っているのか | 独り言が多い珈琲焙煎士のダイヤリー

独り言が多い珈琲焙煎士のダイヤリー

流行りの珈琲に左右されない味を貫く珈琲焙煎士

僕はただひたすらに「おいしい」を届けたいだけ。
自分を磨き続け、澄んだ世界で創る最高の一杯を。

シンプルに鉄槌を食らった気持ちになる本。

 

でも同時に「これでよかったんだ」と思える本。

 

素敵な本をご紹介頂いた山崎さんありがとうございます。

 

 

僕がキチンとマーケティングの先生の話を講演会で拝聴することは

 

正直なところ 大学の授業以来はじめての経験でもあり・・

 

(とはいえ当時の母校では川又K子先生という非常に面白いマーケティングの教授が居られ

 興味を持って聴けて、学ぶ機会としては素晴らしい環境だったと今となっては思ってます。)

 

それにしても

 

はじめて松野先生の講演を拝聴した際 少し面喰ってしまったところがありました。

 

ものすごく分かりやすい。 納得しきれない部分がない。

 

そうだよな そうなんですよ そうそうそう そうだったな そういうことか

 

 

 

So  So ・・・  Yeah  So  So・・・

 

 

嵐か! と自分に対して言いたくなるような講演会でした。

 

 

 

 

 

講演会はまだ2度しか参加させて頂いていませんが

 

今年も何度か参加させて頂くことになりそうです。

 

 

 

 

「マーケティングの本は難しいことが書いてある本だ」 と大学時代に思い込んでいたので

 

実際に 大学生の時の自分は そのときの講義の教材として色々と読んだ書籍に対しても

 

「難しそうな横文字ばっかりだ~」 「単語帳でも作って試験対策しないとな~」 とか

 

どうにも敷居が高い本ばっかりだ!というイメージが癒着してしまっていました。

 

 

 

ですがこの本は 明確に違います。 分かりやすい。 

 

誰でも読めます。 感動できます。 

 

昨夜1ページ目を開けて 2時間後には読み終えていました。

 

 

 

 

でも僕は 松野先生の本 (あるいは先生ご本人に対してももですかね笑) に対する

 

どうにも無くしきれない 苦手意識 を持っています。 

 

 

 

昔っから パワフルな方を目の前にすると委縮してしまう性格なのもあってか。

 

それはもう以前から自覚しています。苦笑

 

でもその答えって単純明快。

 

 

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僕が今すぐ取り掛かれば

 

必ずもっと仕事にプラスになること  

 

売り上げに繋がること 

 

自分の意識を成長させてくれること

 

そればっかり書いている (&仰っている) と痛感したから。

 

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良いこと書いてるから苦手。 笑っちゃいますね。 天邪鬼な自分。笑

 

 

 

この本も同じく。

 

僕がまず一旦自分の腑に落として 何が出来るかをまず考え

 

できることから少しずつ実行していく必要性を感じました。強く。

 

 

ただ 冒頭にも書きましたが 安心感もありました。

 

「これでよかったんだ。」と思えることも沢山書かれていたことです。

 

 

 

焙煎豆とか コーヒーという モノ を創る・作る仕事をしているけれど

 

もしかして自分も日々 コト を売っているのではないか? と思えたんです。

 

 

以前コトマを学ばれている方にも言われていました。 

 

「テンパクさんは十分に コトを売られてますよ」 って。

 

 

それが少し 自分の腑に落とせたのかなと読み終えて思います。

 

 

 

そうですね 例えば・・

 

この本の中に登場する喫茶店の話からひとつ抜粋します。

 

「お店とお客じゃなくて、人と人とのお付き合いをされてこられたんでしょうね・・・・・・」

 

これは 常々自分が大切にしていることでもありました。

 

 

 

僕は モノを売る という概念とは違った在り方のコーヒー屋商売を続けていると自負できているし

 

一番に大切にしたいと思っている 人と人の関係ありき なコーヒー豆屋で在り続けたいんです。

 

 

 

某喫茶店A 某カフェA 店員A 店主A とか 客A 客B みたいな登場人物として

 

この商売を記憶に残したくありません。 全員名前があり 僕も店も名前があります。

 

喫茶イレブンの店主天白の淹れるコーヒーを飲んでくださる●●様、●●様 でしょ。

 

一人一人のお客様とのストーリーが僕に蓄積されていっています。

 

信頼関係 阿吽の呼吸 ツーカー そんなワードごちゃまぜに関連付けられるような

 

沢山のお客様に本当に囲まれて今商売を続けさせて頂いています。

 

Not 喫茶店主とお客様 の関係。 

 

僕はいつも店でお客さんと笑い合っています。

 

 

 

何気なく6年8カ月続けてきてる自分の 焙煎士・コーヒー屋としての成長過程 にも

 

じつは所々に コト売り な面も点在していたのかもしれません。

 

もしそれがここまで続けて来れている事にリンクしているとしたら・・

 

僕が一層 そこを磨くこと 成長させること に注力する意味があるのは当然です。

 

またひとつ自分の 伸びしろ を発見させて頂きました。

 

 

 

差別化の時代は終わった。 これは僕も常々感じています。そう思っています。

 

次の世界に生き残る いえ、それどころか 生き残るを通り越して

 

その次の世界で見える 未来 に向けて行動を起こし続けるコーヒー屋になるために。。

 

僕なりの コト売り もっと考えていきます。

 

 

 

でも、ちょっとずつにしますね。

 

なにせ頭が固いんで まずは凝り固まった6年8カ月分のアタマの中身の解氷から。笑

 

次はちゃんと沸騰させたきれいな水で透明度抜群の氷を頭に詰め込んでいきますよ。

 

 

喫茶イレブン ウェブサイト

 

サイトも もうすこしいじりたくなりましたね。