ちこく坂の後は・・・ | 酒と散歩の日々                                               

 昨日は、汐入から坂本へ直に上がるちこく坂のことを書いた。旧陸軍の兵たちが門限に間に合うよう、遅刻しないよう必死に上がったとされる坂だ。

 

 

 昨日の写真の使い回しだが、この横須賀市立桜小学校の場所に横須賀重砲兵連隊があった。この小学校の正門は、なんと当時の衛門をそのまま使っている。この右手にはプレートがあって、その由来も説明されているのだ。

 

 ちこく坂を歩いて、目的は達成された。ここから右に行って、坂本から汐入に戻る坂本坂(というらしい)を使って戻るのも帰り道のルートだ。ただ、それだと面白くはない。これでも、一旦その坂のてっぺんあたりに向かったのは、ちこく坂を上ったご褒美。

 ここまできたら、この店に行かなきゃ。

 

 

 大好きな定食屋の1つである「きくや食堂」である。この店のあたりが坂本坂の上がりきったあたりとなる。昨年の秋来3度目の訪問。

 

 前回は、かつ丼と半うどんのセット、その前はカツカレーと半ラーメンのセット。ここではこのどっちかしか注文したことがない。さて、今日はどうしよう。他の品を注文する手もある。

 が・・・やっぱり、かつ丼と半うどん。前回と全くおんなじ。美味いんだからしょうがない。

 (たぶん)もういいお年のご夫婦でやっている店。ご亭主が厨房を預かり、女将さんが接客をするスタイル。

 この品と一緒に注文した瓶ビール。これがご褒美だよね。

 

 

 この店ではビールを注文すると(多分他のアルコールでもそうなんだけど)、サービスのお通しを出してくれる。

この日は、しこいわしの酢〆。前にもこれが出てきたことがある。

 

 

 これがまたね いわしがいいもんだから、魚の味が濃くって美味い。酢も軽めでね。魚の味を殺してはいない。

こいつを渇いたのどを潤すお供としてやっていると、かつ丼とうどんが供された。

 

 

 このかつ丼がもうね、典型的なかつ丼で(どんなだ?)いいんだ。うどんも適度なこしと適度な汁のしょっぱさ加減。関西風ではないけれども、関東風の悪びれていないいい味わい。何度喰っても美味いわ。

 

 食事を終えて、再び来た道を。桜小学校の前を通って、はまゆう公園の脇を上がる坂道へ。どうやら、この道には名前がついていないみたい。

 

 

 ここは下ったことはあるけど、多分上るのは初めて。上りきって右折。

 

 

 車が交互通行の中里隧道を抜けると、三叉路。まっすぐ行けば、昨日も書いた長善寺坂やうぐいす坂方面への道となる。

 

 

 これがその三差路。この左側から歩いてきた。右に曲がったので、バス通りへと出る。角にスカメンチで有名な「松坂屋」肉店があって、バス通り。そこから左に曲がって下るのが平坂。行きつくところは、横須賀中央駅だ。

 

 ・・・いかがだろうか、横須賀が坂の街だと少しは感じてもらえただろうか(昨日のところから是非読んでいただきたい)・