追浜駅前のちょっと汚らしいショッピングビルの2階にその店はある。このビルそのものはもう少しすると、駅前の再開発でなくなってしまうようだ。どっかに移転して続けてほしいところ。
その店の名は「波平」。昨年あたりから時々うかがうようになった。
ビル同様、この店も古びた感じはするものの、その雰囲気が好きだ。カウンターといくつかの立ち吞み用のテーブル。
酒類もつまみも安い。そして、種類が豊富。以前書いたことがあるように記憶しているが、ここで同じつまみを注文したことがない。
そして、前回は看板にある黒毛和牛ロースの「すき焼き」をいただいたが、今回はその「しゃぶしゃぶ」を。
大衆居酒屋で出てくるしゃぶしゃぶってどんななんだ?ちなみにすき焼きはすごくよかった。
ここは入口の所にあるカウンターで、最初に吞みものとつまみを注文する。もちろん、席に着いてから追加することも可能。どっちも先払い、かっこよく言うとキャッシュオンデリバリィ(COD)。
呑みもののほうはいつもながらのホッピー氷入り。しゃぶしゃぶとクリームコロッケを一緒に注文。
ホッピーを口に運びつつ、つまみが出来上がるのを待つ。そう、「波平」は(ほかの店もそうだけど)、注文が入ってから調理が始まる。コロッケは冷凍(たぶん)のを揚げて、熱々のを出してくれる。
まず供されたのはしゃぶしゃぶ。なるほど、こんな感じなのね。湯に通した牛肉に大根おろしがかけられ青ネギがパラリ。ポン酢とゴマダレが添えられていた。
さすが黒毛和牛ロースといえるほど、舌が肥えているわけではなかったけれども、美味かった。
続いて揚げたてのクリームコロッケが出てきた。
そっけなく等身大の皿に載っけて出される。かっこよく言えば、無駄なスペースがない。
クリームコロッケ、大好きなのよ。ただし揚げ立ては中身が激熱になっているからご用心ってやつだ。
ホッピーの中をお代わりしつつ、この2品を平らげた。
さて、次はどうしよう。呑み食いをしながら、次に来た時に注文するものを短冊やホワイトボードをみながら考える楽しさ。
こう来たら、黒毛和牛シリーズの最後「焼き肉」か、いや「しゃぶしゃぶ」をリピートか。
しゃぶしゃぶならば、この店で初めての同じつまみを喰うことになる。