赤なまこ | 酒と散歩の日々                                               

 酒を呑む時のつまみとして、特に嫌いなものはない。逆に好きなのは何といっても、軟体動物である。

貝類は全般に好き。特にカキ、赤貝あたりか。イカ、タコも好き。

 そして、何よりも目がないのがなまこである。メニューにあれば、ほぼ頼む。

 

 さて、ご存じ「白根家」である。いつもの如く、カウンターに座り~の、からのホッピー。

 

 

 マイボトルはすぐに出てくる。ジョッキと氷とホッピーもすぐに出てくる。さてと、何にしようかなとホワイドボードをみる一時が何よりの楽しみである。

 

 

 その間にお通しが出てきた。この日はエイの煮付けである。渋いね。ここでエイを喰うのは初めてかな。その昔、北海道で喰った記憶はある(たしか、カスベといった)。

 ホワイトボードに待望の文字をみつける。「赤なまこ」。ここで出会うのは、久しぶりである。

もちろん、早速注文。ご亭主が丸ごと一匹取り出して、捌いてくれる。当たり前だが、新鮮そのもの。

 

 その調理の様子をながめつつ、エイを口に運びつつ・・・

 おや、お隣の席のおねえさん、こちらもお久しぶり。実はこの方、私の正体(=珈琲利休)を知っている数少ない方(もちろん、「白根家」のご亭主も順子さんも知っているのだけど)。

 

 

 丁寧に切られたなまこは、ポン酢しょうゆと柚子たっぷりと。

コリッコリで美味い。ご亭主にうかがった知識。ナマコは生でいただくとこういう風に硬くコリコリで、火を通すと柔らかくなるのだそうだ。旬は、冬から春。

 野毛の「新京」や湘南台の「キング」でいただいたのは、たぶん火を通したもの。柔らかかったものね。さらに、ちょっと縮んだような感じになっている。

 次の写真が、1月に喰った「キング」のもの。

 

 

 みた目も全然違う。

 

 なまこを楽しみつつ、おねえさんとの会話も楽しみつつ(早くアップしろと言われた)、白根家の夜は更けていく、というほど長居はしなかったけどね。

 あぁ、堪能した。