不忍池辨天堂 | 酒と散歩の日々                                               

 1月に「華風月」のライヴに参戦した。上野にある「飛行船シアター」が会場。物販と開場の間の時間を利用して、アメ横に行って美味くて安いうな丼を喰った。

 その後、もう少し開場まで時間がある。そこで久しぶりに不忍池を歩いてみることにした。

前回きたのは何年前だろう。蓮の花の季節だったように思う。

 

 

 当たり前ではあるが、その蓮はすべて枯れている。

池をぐるりと歩いて、辨天堂にお参りすることにした。

 

 この辨天堂は、その名の通り弁天様(正式には辨才天)を祀っている。辨天堂自体は、江戸初期寛永年間にこの上野にある寛永寺の慈眼大師天海大僧正によって建立された。天海大僧正は、「見立て」によりこの上野山一帯を設計したのだとされている。

 その際に元々あった不忍池とそこにあった小島を琵琶湖と竹生島に見立て、島自体を拡張して辨天堂を造った。元が島であったために船で参拝をする形式だったのを、参拝者の利便を考えて橋がかけられたのだという。

 

 

 その橋の上がこんな感じ。インバウンドらしき皆さんも含めて、大変な人並み。両サイドには、たくさんの屋台が設けられていて、そちらも賑わっている。

 

 弁天様は音楽と芸能の神とされている。頭上には、人頭蛇身の「宇賀神」様をのせていて、豊穣をもたらしたり、疫病除滅のご利益もあるとされている。

 

 

 お堂の前に置かれているのが、その宇賀神様の像。

 

 

 そして、お堂の横には音楽と芸能を象徴するためのものだろう。琵琶の碑が置かれている。

 

 

 そのお堂。寛永寺の管轄だからなのかな。提灯にはその寛永寺の文字もみられる。

ちなみに、この弁天様は、谷中七福神の一人。

 

 

 別に芸能に関わっているわけではないけど、参拝。少しなりをひそめているけど、疫病がこれ以上流行らないようにとお願いをした。

 

 さて、お堂の裏からボート池の方をまわってもう少し歩こう。