小石川植物園からの散歩。根津で美味い蕎麦を喰って、「芋甚」の小倉アイスをかじりながらへび道を歩く。
本当はね、この「丁子屋」を除きたかったのだけどね。ここの手拭いが好きなのだ。
この「丁子屋」は、看板にあるとおり元々は「染物洗張」の店。
へび道は、藍染川を暗渠にしてできた小路。その名の通り、くねくねっとした細い道である。
そのへび道を抜けて、三崎坂を横切ると少しずつ店も増えてくる。
いつも立ち寄る(といっても何年ぶりだ)「三陽食品」では豆かんを買ったりところてんを買ったり。この日は、ところてんにした。加減酢もつけてもらう。ここの寒天は美味いのだ。
そして、谷中銀座。初めてきた頃はまだ地元の商店街色が濃かったが、少しずつ谷根千の人気とともに観光客向けの店が増えてきた。久しぶりにきてみたら、昼呑みの店の増えていること。こんな風に発展してしまうとは想像していなかったなぁ。
谷中銀座といえば、猫。本物の猫もうろついていることが多かったが、こうやってリアルオブジェの猫があちこちに置かれている。
谷中メンチもここにくると、必ずといっていいほど買っていた。いや、むかいの店のコロッケと交互だったか。どっちも美味いんだよね。
しかしながら、ここも観光客の(私もそのはしくれだ)行列。みると、隣の昼呑みの店に持ち込んでつまみにしている客もいるみたいだ。昼吞み店はここの肉屋の併設店?それとも自由自在な角打ちの店?
ともかく、たくさんの客でごった返していた。
谷中銀座の反対側は「夕焼けだんだん」。会談になっていてここをあがってしばらく行ったところが日暮里の駅。かつては、このだんだんの上から夕焼けに染まる富士山がみえてというが、私が知っているのはそれがビルで見えなくなって以降。発展とともに街は変わってしまうのだ。