昨年12月に小石川植物園へオオショクダイコンニャクの見物に出かけた。その時のことは撮って出しですぐに書いてしまったのだが、その後の行動は後回しで時系列順にやっと順番がきてこうして書こうとしている。もう2ヶ月以上も経過してしまった。
小石川植物園を出て、白山方向へ。向かうは根津である。かつて谷根千(谷中・根津・千駄木)がブームのように取り上げられた時期があったが、その前後随分と通った。
あわただしくて、なかなか足を運んでなかったが、やっぱりあの雰囲気は好きである。前回はいついったか調べてみたら、やっぱり同じくオオショクダイコンニャクの見物のあとだった。
約30分ほど歩いて、懐かしい景色がみえてきた。まずは根津神社へ参拝である。
12月の初旬とはいえ、この冬は落葉が遅い。まだまだイチョウなどの樹々も美しい黄葉をみせてくれている。
この神社は全体に朱色の印象が強い。この楼門をはじめとする各建造物の柱がその色に塗られているからである。
乙女稲荷の千本鳥居も懐かしいなぁ。
拝殿にすすんで二礼二拍手一礼。
肢の太いどっしりとしたこしらえの狛犬さんは、大正元年9月の作。台にしっかりと刻まれている。
そこには石工の名も。
110年。関東大震災もあった。太平洋戦争もあった。それらを見続けてきたまなざしである。