よこすかカレーフェスティバル その1 | 酒と散歩の日々                                               

 横須賀の街に「カレーフェスティバル」が帰ってきた。コロナ禍で長らく中止、昨秋に市内の数店が集まっての小規模なフェスがあったけれども、全国のご当地カレーも集まっての本格的なフェスがようやく開催された。ちょうど1週間前。このところ書き綴ってきた横須賀のイヴェントシリーズ。第3弾ということで。

 

 そもそもの横須賀とカレーのつながり。横須賀は軍港の街だ。日本海軍の頃から、土曜日の昼はカレーと決まっていたそうだ。その理由は諸説あって、洋上で過ごしていると曜日感覚がなくなる。そこで、カレーが出た日が土曜日と気付けるようにとの説。港に停泊した時、土曜の午後から休み(半ドンってやつだね)になる水平たちがパッと昼飯をかっこんで上陸休暇にむかいやすくしたという説。そして、当時の日本の食糧事情から、肉も野菜もたっぷりと取れる完全栄養食としてカレーが推奨されたという説。

 ともあれ、週休二日となった現在でも海上自衛隊の各艦船では金曜日の昼飯はカレーと決まっているのだ。このカレーがまた艦ごとに工夫を凝らしたもの。それとタイアップして、横須賀市内のいくつかのレストランではそのレシピの提供を受けて、海自カレー(それも艦名付)を供している。レトルトでも買えるよ。

 そんな横須賀の街をPRするために始まったのが、「よこすかカレーフェスティバル」。

 

 

 会場は三笠公園。

 

 

 日露戦争の日本海海戦を戦った記念艦三笠が展示された公園だ。

 この写真の通り、全国のカレーエリア、市内のカレーのエリアなどなど、様々なカレーを楽しむことができる。

 

 最初に目をつけたのは、「飛騨牛揚げおにぎりカレー」。飛騨というから岐阜の店かと思ったら、愛知県豊橋市の「飛騨路」のもの。これは美味そうだと直感で、店へ。

 

 

 こいつが予想通り美味かった。こういう感って私は結構当たる方。この後ブースの前を通ったら、一番長い行列ができている店の1つとなっていた。

 

 

 合間には「ライオンビール」を。初めて聞く名だけど、スリランカのビールらしい。そういえば、スリランカの国旗ってライオンがデザインされていたっけ(違った?)?

 

 

 横須賀エリアへ移動。グリーンカレーヌードルを喰った。「sora」という店で購入。インド・ネパール系の本格カレーの店は、過去のフェスでも随分出品があったけど、こういう体形のカレーはなかったような気がする。しかも、幅広なライスヌードル。これもまた美味かった。

 

 

 広場では横須賀のキャラクターの1つ「へみえもん=逸見にある旧横須賀港逸見波止場衛門(=軍港の入り口であったこの門は今も残っている)を模したゆるキャラ。スカジャンを着ているところが小憎らしい。子どもたちと戯れていた。

 

 まだまだ色々喰ったりしたけど、長くなってきたのでその2へ続くk。