待望の ようやくの  | 酒と散歩の日々                                               

 横須賀中央は米が浜通にある「鳥好」。もとより濃い目の横須賀ホッピーの中でも、さらに濃い目な店。さらに、串焼きなどのつまみ類も豊富で、しかも安い。

 昨年から久しぶりに何度か通うようになったのだが、ずっとワンオペでカウンター内はてんてこ舞いな感じ。吞みもののお代わりをお願いしたりするのも、タイミングを計るほどだった。

 

 3月の初め、まだ少し寒さが残る頃、「鳥好」の暖簾をくぐった。おっ、いつものご亭主だけでなく、姉さんがカウンターの中にいる。前にもいらっしゃった方だろうか(顔を覚えていない)。

 でも、カウンター内の忙しさは緩和されたようだ。

 

 

 まずは、当然その濃い目のホッピー。ここに匹敵するのは、今は閉店してしまった平坂上の「野鳥」くらいかな。「白根家」で単純にホッピーを頼むと、ありえんほどの焼酎がくるがあれは別格(そのため、「白根家」ではボトルを入れてる)。

 とりあえずで、鶏皮の味噌煮。この店の名物の1つ。同じ味噌煮で玉子や蒟蒻もあるが、私はこれ一択。すぐに出てくるしね。

 

 

 よく味が浸みていて美味いんだな。そして、串ものを何本かと、ついにこれが頼める日がきたよ。

独り厨房の時だと、忙しすぎて断られちゃったあの品。寒い時期にはピッタリなんだ。

 

 

 それらができてくるまで、カウンターの上の品書きをみたりね。お勘定の計算のために、何かを注文するとこのプラスティックの札が前に置かれていく。

 

 

 この品書きの中にもあるが、待望の品はこの「スーぷ豆腐」。豆腐を抜くと、「スープ鍋」になる。何と表現したらいいんだろう。タンメンの上だけというのが一番近いかな。野菜の出汁たっぷりのスープで豆腐が煮られてくる。これが美味いんだ。張っている野菜は、別に変ったものじゃない。チンゲン菜にエノキにニンジンに・・・

 この熱々のスープで、ホッピーを呑むのが好きだったのだ。

 

 

 ほどなく、注文した串ものも焼きあがってきた。バラとタンと・・・あと何だっけか。ハツだったかな。

 

 ・・・会計を済ませて、やっぱり安い。そして美味かった。これからの季節だと、この鍋系はちょっとね。

表に出て、ちょっと冷たい風に吹かれるそんな季節にぴったりのつまみ。