喫茶 オリビエ | 酒と散歩の日々                                               

 さて、昨日の続き。

平潟湾沿いに散歩をして、その目的地は喫茶店「オリビエ」。

 三浦半島を中心に色々な情報発信をしてくださっているペルリさんのツイログで知った。

 

 

 湾から道路を挟んだところに建つ昔ながらの喫茶店(らしい)。自分が若い頃(40年以上前か)は、こういう喫茶店もたくさんあったよね。横須賀の裏通りにあった「すず」、それから「まほろば」。「茶豆湯」は横須賀のシンボルのような喫茶店だった。

 昨今のチェーンのコーヒーショップにはない、雰囲気がよかった。もちろんそういう店のコーヒーも嫌いじゃないけどさ。

 

 

 この丸く壁が切り取られたところの奥にドアがあった。ちょっとワクワクする。

 

 中に入ると、まずカウンター。常連さんらしき人がマスターとの会話を楽しんでいる。奥にテーブルが。そちらへ座ることにする。マスターがメニューをもってきてくれた。

 開いてみると、飲み物が書かれている。たしか、ペルリさんの情報によれば、確かカレーピラフか何かを食べていた気がするのだが・・・そういった軽食についての記述はない。別メニューなのかしら。周りをみても(それほどテーブルが埋まっているわけでもなく)、みな飲み物だけだ。

 あえて聞いてみる勇気もなく、アイスコーヒーを。

 

 

 海沿いにあるのに、別にそれを売りにしているわけでもない。ほんのりと煙草の香りが漂う店内である。

 

 

 アイスコーヒーがきた。おまけ(お通し?)のようにお菓子付き。

暑い中を歩いてきたので、冷たいものが嬉しい。

 

 実はこういう純喫茶が懐かしいというだけで、ここまできたわけでもない。ペルリさんの書いたものを読んで、この「オリビエ」のことを場所も含めて調べてみたのだ。

 そうしたら、映画「CAT'S EYE キャッツ・アイ(1997)」のロケ地として、この喫茶店が使われていたのだ。まぁ、なんという俗物ぶり。

 

  若い人は知らないと思うが、この「キャッツ アイ」は、1984年から少年ジャンプに連載された北条 司さんの漫画。喫茶店を営む 来生 泪(るい) 瞳(ひとみ) 愛(あい)の三姉妹。実はその正体は、予告場を送り美術品を盗む怪盗「キャッツ アイ」。

 アニメにもなって、その主題歌は杏里さんの「キャッツ アイ」。こちらを聞いた方は多いかも知れない。

 今これを書くのにWikiを調べてみたら、この三姉妹(それぞれ個性的な美人さんなのだ)の名前はどれも「アイ=目」に関係していることを知った。確かに。

 映画化された記憶はかすかにある。これも調べてみたら、キャストされたのは「泪」=藤原紀香さん 「瞳」=稲森いずみさん 「愛」=内田有紀さん。なるほどね。

 

 つまりは、その喫茶店「キャッツ アイ」として、この「オリビエ」が使われたのだそうだ。

 

 

 仕切り越しにみえるカウンター。ここに彼女たちがいたのかぁ。別にファンじゃないけれども、そんなわけでここにきてみたかったのだ。

 

 

 そうそう、入り口の横 半円形にあけられたところは「煙草の販売」。道理で店内が喫煙可な訳だ。

煙草の香りの中で、コーヒー一杯。そんな時間を過ごすのも悪くなはい。