舌代1400円(謎) | 酒と散歩の日々                                               

 東神奈川にある「食句」。

 

 

 一見すると怪しい店。入ってみるとみるとやはり怪しい店。いやいやおばちゃんが2人でやっているカウンターとあがり座敷の店で、怪しいところは何にもないようにみえる。・・・が、いつも何人かの先客さんがいるこの店で、客が品書きをみて注文している姿をみたことがない。カウンターの上部や壁にも品書きが色々と張られているにもかかわらずだ。

 不思議でしょ。

 

 

 瓶ビールをもらう。と・・・

 

 

 お通し(?)が出てくる。カブの塩もみ(たぶん)と魚の煮たの(たぶん)と唐揚げ(たぶん)。ある意味、これで完成形で注文しなくてもいいくらい。

 これで呑んでいるうちに、カウンターと厨房の間のスペースにマグロのサクや鶏もも肉などの素材(?)が置かれ始めた。

 

 

 写真は、一番こちら側にあった鶏のもも肉ね。

 

 おばちゃんが、カウンターのお客に「マグロ食べるでしょ。」「おお」てな会話があって、何もいわないうちにこちらにも同じように刺身がやってきた。

 

 

 何切れあるんだよ。口にしてみると、中とろに近い赤身。やっと回答が終わったくらいの冷たさはあるけど、上々の刺身。短冊には「まぐろ刺身500円」とある。

 

 

 お酒ももらった。あまり外ではお酒はいかないんだが、何となくここに初めてきたときから、お酒をもらう習慣がついてしまった。熱燗でとお願いすると、この湯飲みごとレンジでチンしてくれる。湯飲みはあれだ、寿司屋なんかで使うやつ。魚編の字がちりばめられているやつね。いくつ読めるかな?

 

 さて、帰ろうとお勘定をお願いすると「1400円ね」。

え?え?瓶ビール500円でお酒400円 それを引くと・・・お通しとマグロで500円。もう、謎でしかない。怪しいでしょ。