根岸家 | 酒と散歩の日々                                               

 昨年末の話もそろそろネタが尽きる。やっと今年に入ってのことが書ける展望が出てきた。

 昨年の仕事あがり最後の呑み(この後散歩あがり最後の呑みや大晦日のさだまさしさんのカウントダウンコンサート前の呑みがある。。。)は、根岸家を訪れた。いわゆる「今年もお世話になりました」呑みである。

 

 

 東神奈川にあるこちらの店は、市民酒場の1つ。つまりは横浜でも老舗の居酒屋。

 中央市場にも近いところから、魚介類が美味い。前にも書いたが私は基本ここ以外の横浜の店では、魚を喰わない。横須賀で新鮮な魚介類をいただける店がたくさんあるからだ。

 

 

 問題はいつも「根岸家」が混み混みで入れるとは限らないところ。この日はラッキーにもカウンターが1席だけ空いていた。

 そこに座るともうすぐにお通しが出てくる。出してくれた女将さんに「瓶ビールを」とお願いすると「キリンとアサヒと・・・」「キリンで」「一番搾りとラガーと・・・」「ラガーで」。もうマイ定番のやり取り。

 

 

 仕事上がりのこの1杯がたまらなく美味い。

 

 短冊から、さて つまみを選ぼう。あれとこれと・・・すぐに決まった。

女将さんにお願いする。そこからつまみが出るまでが早いのだ。この日は注文しなかったが、揚げ物なども揚げ立てがすぐ出てくる。

 

 

 冬場にここでこれがあったら、絶対に頼んじゃう。ナマコ酢。

軟体動物好きなのだ。柚子がきいたポン酢がいい。いつも最後はこの汁まで飲んじゃう。

 

 

 そしてタコの柔らか煮。軟体動物好きなのだ(笑)。この大振りの吸盤のところが歯ごたえも違う感じでいいのだ。これもあれば頼んじゃう品。

 

 

 こんなつまみであれば、当然日本酒にいきたい。最近じゃ、外で日本酒をいただくのもこの店くらいになった。それも以前はビールの後、2~3本いってたのが、もう1本で十分。歳だねぇ。

 夏は常温でいただくことも多いが、もうね寒いからね熱燗を。

 

 

 はらわたにギュッと染み渡る熱いのを大切に呑む。ナマコもタコも一段と美味い。

 勘定を済ませ、「お世話になりました。来年もよろしく。」と声をかけて、店を出る。