アメ横 大統領 珍珍軒 | 酒と散歩の日々                                               

 この12月、久しぶりに鈴本演芸場へ足を運んだ。

この日はその界隈で一日のんびりと遊んだ。その寄席の話や朝一で飯を喰った「老酒鋪」の話もあるけれど(これらについてはいずれ)、暮れの風物詩らしきアメ横の風景を。

 

 

 アメ横にも以前のような人出が戻ってきたようだ。12月中席の寄席に合わせていったから、正月用の買い物客はこの後もどんどん日を追って増えていったのだろう。それでもかなりの人で賑わっていた。

 カニ すじこ(イクラがかなり高いときいた そこですじこが多く登場していたようだ) 数の子。

 

 

 数の子も高いときいてはいたけど、つけられた値札2000円でありながら、河岸声のおじさんたちは千円でいいよと声を張り上げる。ちょっとそそられたが、もともと正月料理をそれほど用意する家でもないし、数の子こんなに買って喰い切れん。ちょいと小皿にあって、ポリっといく程度がいいね。

 

 

 ま、ここにきたら、大統領へ立ち寄るのが定番。寄席に入るのに、素面ではつまらない。しかも現在鈴本は場内アルコール禁止。きちんとメートルをあげてから聞く落語は最高だよ。

 

 

 いつもの如くホッピー。そして串盛り塩でね。箸休めにオイキムチももらおう。この時点で11時少し前。

 

 

 串盛りは、かしらにこぶくろ 皮とレバーと あとなんだ?タンか。そんなもんで中お代わり2回で計3杯。隣の人と肩を寄せ合うようにして、呑み切った。

 

 

 そして、すぐお向かいにある「珍珍軒」で炒飯。本当はラーメン&炒飯といきたいところだが、まだ朝飯(老酒鋪でいただいた)も少し腹に残っている。喰って喰えないこともないが、眠くなっちゃまずい。

「噺家殺すに刃物はいらぬ あくび一つもあればいい」なんて都都逸もあるもんね。