昨日アップした伊勢神宮の内宮参拝でこの旅の話を終えようと思ったのだが、もう少しだけ書いておきたい。
最初の方で書いたのだが、この旅のきっかけは「和楽器バンド」の全国ツアーで横浜だけでなく(ここからツアーが始まった)もう1ヶ所くらい参戦したいと考えたところだった。東京や神奈川でももう数公演あるのだが、うちからだと結構交通の便の関係で時間がかかる。
ならば、上手く時間が取れそうな日程で、旅と組み合わせたい。数年前にそうやって出雲大社に参拝をした経験もあった。
自分のスケジュールをみてみると、10月の頭になんとか時間が作れそうだ。そして、その日程と重なったのが名古屋だったのだ。
せっかく名古屋へいくのならばと、伊勢神宮参拝を引き合いにつれあいも誘ってみた。この計画を立てたのが6月。そこからコロナ禍がひどくなって緊急事態宣言へ、やきもきしながらこの旅までにある程度収束してくれることを祈っていた。
この旅では、TVの旅番組に取り上げられるようなところから全くそうでなさそうなところまで色々と回り、たくさんの人の親切にも助けられた。
ただただ感謝である。
今回の旅行記は、時系列よりも出来事ごとにまとめた体裁で書いてきた。が、そのどこにも属さず取りこぼされたこともたくさんあった。このブログは、私自身の備忘録でもある。写真とともに残しておこう。
しかし、何で人は旅をするんだろうね。かつて「遠くへいきたい」というTV番組があり、テーマ曲で「知らない町を 歩いてみたい」というのがあった。別の曲の歌詞には「ブラウン管じゃわからない 景色がみたい」というのもあった。
たふん、人はそういう好奇心で生きているんだろうね。
熱田神宮、そして伊勢神宮とこの2つには狛犬さんがいない。おそらくきちんとした理由はあるとは思うのだが、この旅で出あって記録した狛犬は4対。うち2対は白子の時に書いた。
残りの2対。そのうちの1対は、熱田神宮の横、地下鉄「神宮西」駅への降り口の近く。金刀比羅神社にいらっしゃった。
残念ながら、阿型の狛犬さんは顔が欠けてしまっている(古い狛犬さんにはよくある→口を開けているためにそれだけ強度がないのだと思われる)。やや鼻が大きめ、威厳がありそうでどこか愛敬があるのも否めない。
こちらは宿泊した名古屋駅近くの大和ロイネットホテルのすぐ下にあった稲穂社の狛犬さん。こちらもやや鼻が大きめ。
2日目の晩に探し回ってようやく発見した「ナナちゃん」。大好きな小説家 森博嗣さんの小説やエッセーにも登場おし、一度お顔を拝見したいと思っていた。
名古屋といえば・・・で最近人気の「ぴよりん」もいただいた。いったその日に販売店の前の行列をみて、さすが人気者と思った。翌日、5人しか並んでない 速攻で購入 ホテルでいただいた。中にプリンが入っているのね。美味かった。
最後に近鉄特急の車窓から。
駅に「四日市」があるので、つれあいと小学校の時に勉強で出てきたよねと四日市コンビナートの話題で盛り上がった。当時は、こんな工業製品を溶か覚えたはずだったが・・・
伊勢が近づいた時、進行方向からみて左手に広い一体が。ググってみると、「斎宮跡」。
「斎宮」とは、「天皇に代わり、伊勢神宮の天照大神に仕える斎王の住まう所」なのだそうだ。この「斎宮」がある明和町のHPによれば「勢神宮の社殿と同じく清楚な建物が100棟以上も建ち並ぶ整然とした都市で、そこには斎宮寮を運営する官人や斎王に仕える女官、雑用係などあわせて500人以上もの人々が起居し、当時の地方都市としては『遠の朝廷(とおのみかど)』と呼ばれた九州の太宰府に次ぐ規模を持っていたのである。」とのこと。竹の都ともよばれたようだ。
知らないことはたくさんある。それをすべて知ることは不可能なのだろう。でも、その知りたいという欲求は、ずっと持ち続けていたい。
先ほどの歌詞の先に「年をとっても やめられない」とあるんだ。
親切にしていただいた皆様に再度感謝。