今日は冬至
ゆず湯、入る?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう一応、入る予定(笑)。こちらのお2人にも~( ´艸`)◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇夜が一番、長い日。夜が、ものすごく長かったら、抱き合える時間も長くなって。会えない間のやりきれなさを満たしてくれるのだろうか。大輔は、隣で横になっている京介を見つめた。ついさっきまで、艶めいた表情と、悩ましい声を聞かせてくれた恋人から、今は静かな寝息が聞こえる。腕を伸ばして抱き寄せて、足を絡めてみた。それでも、彼は起きることなく、寝息は規則正しく続いている。このまま、朝まで抱きしめていようか。そうしたら。一番長い夜は、俺を満足させてくれるだろうか。いつも感じている、見つめられない孤独を触れられない寂寥感を抱けない渇望を、この夜が、癒してくれるだろうか。「まお・・・。」彼の髪に顔をうずめて、額にキスを落とす。甘い匂いと、抱き合った後の気怠さ、そして彼の寝息。一晩中起きていてでも、抱きしめている感触を確かめていたいのに。急に眠気が押し寄せてくる。「・・・気持ちいいな、まお。」まだ割と早い時間で、眠りたくないけれど、眠りたい。このまま、この温もりを抱きしめて。その時、ベッドの側のサイドテーブルから何かが転がり落ちた。「あ・・・。」訪ねてきた京介と顔を合わせた途端。こみ上げる感情と欲望に逆らえなくて、結果、ベッドになだれ込んでしまった。彼が持ってきた紙袋は、中身を見られることもなく、サイドテーブルに置きっぱなしにしていた。大輔は、仕方なく京介から離れると、落ちた物を拾い上げた。微かに漂う優しい香り。「ゆず、か・・。」そういえば、京介から冬至にピッタリな物をもらったから持って行く、と言われていた。大輔は、ゆずを手にベッドに転がって、そのごつごつした球体を眺めた。暗い部屋に、薄い黄色。歪な月。「冬至といえば、ゆず湯か・・・。」思い立ったように。ゆずを握りしめると、大輔は起き上がった。揺さぶられる感触が気持ちよくて、目を開けたくなかったけれど。「まお、準備ができたぞ。」大好きな声が聞こえたので、目を開ける。楽しそうな顔の大輔がそこにいた。「大ちゃん・・・。」「まお、ゆず湯だ。」「え・・・。」寝ぼけた頭が次第に動き出して。ゆずを持ってきたことを思い出す。「そっか、ゆず・・。」「一緒に入ろう。」そう言った途端、大輔が体の下に手を入れてきた。「ちょ、大ちゃん、無理だよ・・・。」抱き上げられて、さすがに慌てる。体格的に、自分は小さい方ではない。「まお、お前、軽すぎ。」そう言って笑う大輔の首にしがみつく。暴れたら、帰って怪我をさせてしまいそうで、大人しく抱かれることにした。それでも、さすがに。「もう・・・。恥ずかしいって・・。」「誰も見てないだろ。」頬に唇が当てられた。恥ずかしさで、一気に紅潮してしまう。でも、体はまだ疲れが残っていて、逆らう気力もない。そのまま風呂場まで運ばれた。浴槽には、丸い黄色が浮いていて、芳香が漂ってくる。「いい香り・・。」思わずつぶやくと、「だろ?」大輔が笑う。ゆっくり下ろされて、湯船につかった。「狭いけど、俺も入るな。」そう言って、大輔も入ってくる。京介の背後に、後ろから抱きすくめるようにして座る。「なんか・・・。」恥ずかしい、と言うのをやめて、ゆずを手に取ってみた。いい香りが鼻をくすぐる。体に残る疲労が、溶け出していく気がした。大輔は、そんな京介を優しく抱きしめた。「まお・・・。」耳元で呼ばれると、囁かれているようで。静まっていたはずの熱が体に広がっていく。「大ちゃん・・・。」大輔の方に顔を向けて、軽くキスをして、ねだってみる。それはちゃんと、伝わったようで。何度も交わされるキスと、優しく包む彼の手にほだされていく。京介は、ゆずの香りと、大輔の体温に包まれて、意識を手放した。ベッドに戻っても、京介の体からは、優しいゆずの香りがした。今は。こうして彼を手に抱けるこの夜は、心がこんなにも満たされている。だから。彼に触れられない夜にも、この香りを思い出せるように。香りごと、京介を抱きしめた。そうして、長い夜を彼の体温と、ゆずの香りとともに過ごした。◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇え~と。なんだか、そんな感じ(笑)。風呂ネタだとそっちに走ってしまうのは、安直ですかね~σ(^_^;)