「多島海」48ほか | 喫茶店の書斎から

喫茶店の書斎から

コーヒーカップの耳

詩と散文の『多島海』48を神戸の詩人江口節さんからお贈りいただきました。

 

上質の作品が並んでいます。

 

これは彼末れい子さんの「旅の準備」。

静かなリアリティーがあります。

「そうか、そうなんだろうな」と思わせられます。

 

これは江口さんの「そして」。

わたしにも、そしてだれにでもあるだろう覚えのある心の傷。

 

ここには上げないが彼末さんの散文「即効・舌ほぐし」に共感。

先日公民館で受けた講座のテーマによく似た話で、わたしは大きな声でお経を上げるようにしてます。

 

他にも「リビエール」(203号)という同人誌を永井ますみさんからお贈りいただいております。

永井さんの「四辻のピッポ」は遠い昔の故郷のことを描いた方言詩。味わいがありました。

 

 

今村さんの本。『完本・コーヒーカップの耳』面白うてやがて哀しき喫茶店。

 『触媒のうた』楽しい文学史秘話が満載。