「タケダ協力店会」 | 喫茶店の書斎から

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コーヒーカップの耳

昨日の「さくらFM」出演での話。

「ポエポエポエジー」のコーナーでのことです。

詩人、島田陽子さんの話の中で三波春夫さんのことになりました。

島田さんが作詞した「世界の国からこんにちは」は70年万博のテーマソングとして有名ですが、何人もの歌手の競作になり、

三波さんの歌が最もヒットし毎日のようにラジオやテレビで流れていたのでした。

その三波さんとわたしが並んだ写真を、お相手して下さっていたパーソナリティーの久保さんに見せた時のことです。

「それはどういうことで?」との質問でした。

「西宮市民会館、今のアミティーホールでのものです。集合写真なのですが、わたし三波さんのすぐそばにいたのでトリミングしたのです」と答えました。

質問に正確には答えなかったのです。

持ち時間が少ないと思っていたので、そんな話をしていたら肝心の島田さんのことが話せなくなると思って。

しかし、昨日も書いたように、わたしの持ち時間をわたしが勘違いしていて、実際は余裕があったのでした。

パーソナリティーの久保さんはそれを知っていましたから、そんな質問になったのでしょう。

それなら話すのでした。

実はこうです。

当時、昭和40年代だったと思いますが、米屋が「武田食品」と言う会社の商品を扱っていました。

武田食品というのは武田薬品の子会社です。

「プラッシー」というオレンジジュースや「いの一番」という調味料、「洗剤タケダ」という洗濯洗剤などを扱っていたのです。

米屋が元気な時代でした。

そこで武田食品の販売促進戦略として「タケダ協力店会」というのがタケダの主導で組織され、わたしもそれに加入していました。

その「タケダ協力店会」が市民会館で行われる「三波春夫ショー」の一公演を買い切って、武田商品を一定量購入してくださったお客様を招待したのでした。

その時にわたしも世話係として加わっていたのです。

公演が終了して、幕が下りた後にステージ上で撮った写真なのです。

その時わたし、三波さんのすぐそばにいたので、その集合写真からツーショットのようにトリミングが出来たのです。

こんな話を、あの島田さんの話の中に入れたら時間がもったいないと咄嗟に思ったのでした。

 

聴いてやろうと思う方はこちらから。 「ポエポエポエジー」