吉田義男さんの想い出 | 喫茶店の書斎から

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コーヒーカップの耳

吉田義男さんには古い想い出があります。
 
もう70年ほども昔です。
 
小学4年生ぐらいだったか。
 
貸本屋さんが盛んな時代のこと。
 
野球雑誌を借りて来て、こともあろうに写真を切り抜いたのです。
 
近所の巨人ファンの子と一緒に。
 
彼は巨人選手の、わたしは吉田選手がショートでジャンプしているファインプレーの写真。
 
ハッキリと覚えています。
 
知らぬ顔して返しました。
 
バレないと思っていたのです。
 
悪い子でした。
 
後で父親からこっぴどく叱られました。
 
そんな話、一度吉田さんにしてみたかったですが…。
 
サイン色紙はどなたかに戴いたもの。
 
 
誰からかは忘れてしまいましたが多分店に来られるお客様から。
 
吉田さんの野球解説、大好きでした。
 
決して選手を貶すようなことは言われなかったです。
 
いつも優しく、いい面ばかりをおっしゃってました。
 
あの訥々とした語り口も良かったです。