「六甲」1月号 | 喫茶店の書斎から

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コーヒーカップの耳

短歌誌「六甲」1月号です。

新年号なので吉見敏治氏の表紙絵が変わりました。

田岡弘子さんと牧野秀子さんの短歌。

好一対というのでしょうか、作風は全く違いますが、いいですねえ。
田岡さんの作風は軽くてユーモアが漂っています。達観しておられるような。
《小西さん家(ち)の柿は今年も豊作だ袋一ぱいようこそわが手に》
全身から力が抜けているような。逆に言えば、どこからでもいらっしゃいという感じでしょうか。初心者が下手に真似ると破綻してしまいそうな。

対して牧野さんの歌は行儀のよい作風。初心者が模範にしたらいいような。書でいえば楷書でしょうか。比して田岡さんは草書?
ずぶの素人が勝手な感想を述べました。お許しを。

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