「珈琲店にて」 | 喫茶店の書斎から

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コーヒーカップの耳

宮崎修二朗先生から託された兵庫県の文学資料だが、
浅学のわたしが全てを消化することはほぼ絶望的だ。
しかし、少しずつでも紹介できればとは思っている。
その中の今日は、砕花師の詩の草稿。

「珈琲店にて」と題された草稿だ。
8枚の紙に書かれているが、昭和22年ということで、戦後の物資不足の中、至って粗悪な紙である。
下手に扱うとホロホロと崩れてしまいそうな。
ということで、一応コピーに取って検証することにする。
先ずは字を正確に読みたいのだが、ちょっと読み取りにくい。
でもこれは、わたしには分かりにくいだけであって編集者には読めるのだろう。
だから、ジーっと眺めていればそのうち分かってくるのではなかろうか。
宮崎先生に尋ねれば一発即答なのだろうが。

西宮図書館を蔵書検索してみたら、『富田砕花全詩集』があるので予約しておいた。
そこにこの「珈琲店にて」は入っているかな?
入っているとして、この草稿からはどのように修正されているかな?