読書が学力高める | 喫茶店の書斎から

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コーヒーカップの耳

今朝の神戸新聞は読みどころが多かった。
先ず1面のコラム「正平調」。
「閉じられた本は塊でしかない」という歴史家トーマス・フラーの言葉にドキッ。
読めば、明石港に立つ現存する日本最古の石造灯台のこと。
これが現在顕彰されずに有って、閉じられた本だというのである。
そういえば、わたしがよく孫を連れて行っていた西宮今津港の木造灯台は、日本最古の現役灯台のはず。
あの周辺でいま、大工事が行われているのだが、どうなっているだろうか?

第2面。「菅原氏議員辞職を」。
この菅原氏、以前国会中継でその姿を見てなんとも嫌な気分になったのを覚えている。
質問者のそばの席に居て、質問者に対して、汚い言葉でヤジっていたのだ。
その時の目つきさえも気分の悪いものだったのでよく覚えている。品位のかけらもない人との印象が強かった。

第7面。 「至極の逸品 新たな船出」 神戸市立博物館名品展についてのカラーページ。わたしは銅鐸に興味があります。

流石に月曜日ですので8~12面のスポーツ欄もにぎやかでした。

第14面。「発言」欄の「女性が搾乳しやすい環境を」には、え、そうなのか!と。「多数の女性がトイレで搾乳している」と。家内に話すと、「そうよ。kiyoも困ってた」と。娘のことである。痛がっていたというのだ。あ、それで思い出すことがあるが、それは個人的なことなので…。

第17面。 夢枕獏さんの小説「白鯨」。毎朝楽しみにしています。わたしは新聞小説をあまり読まないのだが、これは面白い。次はどうなる?とワクワクする。今日はもう211回になっている。ついこの前始まったと思うのですが。

そして第19面。読者文芸欄。詩の部の特選作「小口献血」が面白い。蚊に吸われる話がモチーフになっているのだが、漢字ではなく「カ」とカタカナだ。それでわたしは錯覚を起こした。「人の血を吸うカは」とあるのを、「人の血を吸うちからは」と読んでしまって、え?と思った。さらに、
「かまってくれるカの女に」というのを「かまってくれる彼女に」と。

第21面。「コーヒーの入れ方」。わたしは何十年もコーヒーを淹れてますが、自然にこんな感じになってます。最初にプロに教えてもらったやり方ですが。確認させてもらいました。でもちょっとだけ新発見があり、一度試しに採用させてもらいます。

同じ面の、「ふれあい」欄。「最後のサプライズ」が亡くなったご主人との思い出を静かに語って、しみじみします。

そしてそして、第24面。「読書が脳活性化 学力高まる傾向」というのが興味深かったです。
これはスキャンして紹介しましょう。神戸新聞さん、拝借お許しを。
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《一日の読書時間が10分未満の児童、生徒は「偏差値が50以下だった」と紹介》、などとある。そして、効果が高い読み方として音読を取り上げ、「究極の脳トレ。これまでの研究で、音読以上に脳を活性化させるものは見たことがない」とまである。
東北大の研究者が講演とのことでした。
う~ん、音読か。若いころならいざ知らず、今やると喉がやられてしまうなあ。
でも刺激的な記事でした。