リノちゃんと | 喫茶店の書斎から

喫茶店の書斎から

コーヒーカップの耳

昨日は喉がグチャグチャになっていたのですが、今日は大分マシになったので、
「街の草」さんまでひとっ走り行ってきました。


「わたしが読む本はどれでしょう?喜ぶ本は」と言うと、
店先にいた女の子が
「アホや」と言ってくれました。
自分が読みたい本は自分で決めなさい、というわけだ。
なかなかの毒舌家で、リノちゃんという。
以前「街の草」さんの店員をしていた人の子どもとのこと。
加納さんによくなついている。

というより、なつき過ぎだ。

丁度来店中の高橋輝次さん。
高橋さんは、”著書作家”さんです。
本に関する話の本を次々と出しておられる。
最近では『タイトル読本』(左右社)が面白かった。
で、本にまつわるよもやま話をしばらくさせていただく。

その高橋さんが帰られる際、リノちゃんも一緒に帰って行ったのだが、

しばらくしたらリノちゃんは一人で戻ってきた。
そしておやつを買ってもらっていて、袋を差し出し、「一つどうぞ」と言ってくれた。
実はいい子なんだ。

で、加納さんがわたしに進めてくれた本は『富田砕花詩集』(新潮社版・大正10年)。
後ろに後藤書店の値札が付いていて、3000円とある。
これを、〇〇〇円で分けていただきました。

そしてほかに4冊。
出久根さんの『残りのひとくち』はもしかしたら家にあるかもしれないけど、100円だったのでとりあえず買っておきました。
ダブっていれば人に上げてもいいし。
これでしばらく楽しめます。