『花冷』(渡部兼直) | 喫茶店の書斎から

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コーヒーカップの耳

大分前に、鳥取の詩人、渡部兼直さんから『花冷』というオシャレで上品な造りの詩集をお贈り頂いていた。


エロチシズムの香りがほのかに漂っていて、いかにも兼直さんの詩集です。
エロといっても教養の裏付けがあってのもの。上品なのです。
練りに練られていて珠玉のような作品。

巻頭詩です。
←クリック。
ね、色っぽいでしょ?

次に巻末詩。
←クリック。
かなりなもんです。

この、最初と終わりの間にある詩がまた素晴らしい。
古近東西の書物を読み深い教養を積んだ上での作品です。

何度かお会いしたことのある兼直さんは、魅力的な詩人さんです。
もう長くお会いしていない。また会いたいなあ。