「寺江亭」まで。 | 喫茶店の書斎から

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コーヒーカップの耳

昨日の「今津歴史塾」遠足の続きである。
「尼崎文化財収蔵庫」を後にしたわたしたちは、次に大物川跡へ。

大物(だいもつ)川は昭和40年~45年にかけて埋め立て工事が行われて、無くなったということです。


あとは、寺江亭跡を目指します。
途中、大物主神社のそばを通って。
神社の入り口にこんなものが。
「万んどいし」とあります。普通はお百度石なのですが、ここは一万度というわけ?
ちょっとムリだなあ。

大物駅です。
わたしは初めての駅です。

杭瀬で降りて歩きます。やがて国道2号線。左門橋です。

大阪府と兵庫県の境界。
ここに大きな水門があります。

車ではよく通るのですが、徒歩では初めて。

台風の高潮警戒で道路を閉鎖して水門が閉まるということがあります

その左門橋から北方を望みます。


あの向こうの方に「寺江亭跡」があるということで、また歩きます。

途中、「シオノギ製薬」の工場がありますが、何の変哲もない道を延々と歩きます。
もう二度と来ることはないでしょう。

やっとこの日の最終目的地、「寺江亭跡」です。
←クリック。


この台石は川底から引き揚げられたもの。
平安時代のものと推定されています。

「寺江亭」とは。多分、平清盛も泊まったであろうと思われる場所です。
遠く平安の時代に思いを馳せて…。

高い堤防があります。

わたしも覗いてみます。

こちらは南方面。ビルのある所は佃です。この右手の方へ流れてゆくのが左門殿川ですが、少し行ったあたりに「横渡し」があったと推定されています。

こちらは北方面。

そして対岸。

ここの見学を済ませ帰る頃には夕焼け空になっていました。夕焼けに輝く飛行機雲と三日月が見えるでしょうか?


はてさて、よく歩きました。
帰宅して飲んだビールのうまかったこと。