
実に詳しい略歴だが、この中に『ほのぼの』に連載された詩のことは書かれていない。
『ほのぼの』というのは30年ほど昔に、全国の米屋を対象に作られたB6版のPR誌で、表紙を佃公彦さんのほのぼのとした絵が飾っていた。一冊も残していないのが残念だが、わたしの店では毎月何百部かを購入して顧客に配布した。
その中に伊勢田さんの詩が載っていて、わたしは自分が発行する「米屋新聞」に無断引用させてもらっていた。1985年5月号から1986年4月号までだったと思う。
その中の、10月号に掲載されたのがこれ「猫のベル」です。
もう茶色く変色してますが。

おしゃれな作品ですね。
さて、昨夜久しぶりにお会いしたある人が「お店(喫茶・輪)やめられて残念…」というようなことをおっしゃった。
たしかに3年ほど前に常連さんに廃業のご挨拶をお配りした。しかし、ある常連さんが「俺の定年までやってえな」ということで、その後も内緒みたいに営業を続けた。
その後、食事は完全に止めた。さらに営業日数や営業時間を極端に少なくした。
でも、今も店の扉は開けている。
お茶を飲みに、というより、ほかの用事で来て下さるかたのために開けてある。
普通の家を訪ねるより、一応喫茶店としてコーヒー代を頂くようにしてあると、わたし個人へのお客さまもやって来やすいというわけだ。
但し、店内は半分わたしの「書斎のようになっている。
ということで「喫茶・輪」の現在の営業形態をここに再掲いたします。
休日は、土日祭と月。営業時間は午前8時ごろからお昼ごろまで。特にご用のある方は事前にお知らせ頂けば、午後でも開けますのでよろしく。