宮崎翁の本 | 喫茶店の書斎から

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コーヒーカップの耳

夙川の向こう、屋敷町まで用事があって自転車で行ってきた。
せっかく自転車だったので帰りに宮西町にある古書店「栄文社書店」に立ち寄った。
いつも車で前を通るのだが駐車場に入れるのが面倒でなかなか寄る機会がない。
「ちょっと見せて下さいね」と入って、郷土関連の棚を見る。
宮崎翁の書籍がたくさんある。
中に『文学の旅・兵庫県』がある。

これは翁の処女出版本。
値段を見てみると、3000円だか3500円だかだった。
まあいいか。
そしてこの本。
『ひょうご歌ごよみ』

値段は1000円。
これは安すぎる。
しかしわたしすでに二冊持っている。
この本には実はスゴイ付録が付いているのです。ちゃんと和紙に書かれています。
村上翔雲師の直筆です。
この書、翔雲師、大変な思いで書かれたと聞く。
1000枚以上だったと。そりゃ格闘ですね。だって宮崎翁の著書に添付するのですからねえ。あだやおろそかには書けません。
めくって表装すればかなりの値打ちもの。
それだけでも…万円の価値があるのでは?
しかしわたしすでに二冊持ってますからねえ。
どなたか値打ちの解る人の手に渡ってほしいものです。
いや、翔雲さんの書だけでなく、本そのものにも値打ちはあるのですよ。