3円。ポケットをゴソゴソしていた牛山さん。「3円足らん。負けといて」と。わたし「しょうがないなあ。困った時はお互いさまや。またうちが助けてもらう時もあるやろ。よっしゃ、貸しといたげる。また余裕が出来た時に返してもろたらええ」彼、外へ出て行った。帰ったのかと思ったら戻って来た。車の中を探してきたらしい。黙って3円、カウンターの上に置いた。なかなかやるやないか。