
「小手毬」という。
山崎さんの詩二篇。

「笑い」と「当店は「時間です」」です。
二年前に出された詩集『神様の憂うつ』の詩とは大いに違って来ている。
以前は結構饒舌だったのだが今回のは省略が効いていて「あれ?」と思った。どちらがいいかはわたしにはよく分からない。以前の饒舌体の方が個性が出ていると思うのだが。
この「小手毬」は大阪文学学校での仲間が同人になっておられる。
その時のチューターが中塚鞠子さんだったと。
その中塚さんの作品「どうぞこちらへいらっしゃい」です。

サブタイトルに「広部英一さんへ」とあります。
この広部さんを知ってなければこの詩は理解できないように思う。
どうやらお亡くなりになったのですね。
わたしの頭の片隅にこのお名前ありました。
もちろんお会いしたことはありません。
14年前に『コーヒーカップの耳』を安水先生の指示でお送りしていて、その返礼のハガキが。

お亡くなりになったのだとしたらご冥福をお祈りいたします。
人の縁がこうして繋がってゆく不思議を今日も感じさせて頂きました。