『夙川帖』 | 喫茶店の書斎から

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コーヒーカップの耳

新居さんがプレゼントして下さいました。
わたしもちょっと気になっていたもの。
しかし買わずにいた。
『夙川帖』という小冊子。250円。
夙川周辺が舞台になっている文学作品を写真とともに紹介しているもの。
手に持って歩くにはいいが、残念ながら字が小さい。
写真とかぶっている所は特に読みにくい。若い人向きということですね。
でも、小説などから的確に文章を抜き出してあって興味深く読めます。
取り上げられている作家は、
谷崎潤一郎、井上靖、岩谷時子、遠藤周作、田辺聖子、野坂昭如、宮本輝、村上春樹。
大きさはハガキ大。前に神戸文学館で頂いた「文学散歩」と同じ大きさ。
写真右上が『夙川帖』、「文学散歩」は神戸文学館で頂いたもの。これは今ももらえるのかな?

『夙川帖』ですが、サブタイトルに「幼き日の文豪たちが見た風景」とあります。
もうお亡くなりになっている作家はいいとして、ご健在の人にはどんな反応があるでしょうか?
少なくとも、田辺聖子さんは「それはやめて~~~っ!!!」と仰るに違いない。
「文豪」この言葉の響き。宮本輝さんも村上春樹さんも野坂昭如さんも困られるのでは?
「剣豪」「酒豪」など豪のつく人は、なんか寄りつきにくいイメージですもんね。