猫が歩いている 俺の心が歩いてゐるのだ | 喫茶店の書斎から

喫茶店の書斎から

コーヒーカップの耳

届いた「図書」8月号を読んでいて驚いた。
こんな詩が載っていた。

  猫が歩いている

  俺の心が歩いてゐるのだ  (猫)

高橋新吉の詩である。
たった二行だが、手触り感がある。
この詩は、詩を学ぶほどのものなら常識なのだろう。
が、わたしは知らなかった。不勉強ですねえ。
これまで高橋新吉の詩集を読んだことがない。