昨日、「ひょうご大古本市」から買って来た『あまカラ』156号です。
1964年8月号。
これに載っている竹中郁さんのエッセー「六十の手習い」を読んでいておやっ?と思った。
後半部分です。
読めますでしょうかねえ?
どう読んでも、竹中さんが小豆島に料理の店を出そうとしておられたとしか思えない文章です。
わたしは竹中さんのことを詳しく調べたことはなく、足立巻一先生の書かれたものからしか知らないのだが、こんなこと書いてあったかなあ?
竹中さんの詳しい年譜が載っている『竹中郁全詩集』や『消えゆく幻燈』を見てもこんなことは載ってない。しかも不思議なことがある。年譜には『あまカラ』へのエッセーも細かく記されているのだが、この「六十の手習い」は欠落している。詳細な年譜は足立巻一先生が作成しておられる。足立先生にお尋ねすれば事情は分かるのだろうが…。
思うに、この料理店の計画は成就しなかったのではないだろうか。ちょっと考えてもムリですよね。竹中郁が客商売をするなんて。でも、わたしが知らないだけかも知れない。どなたかご教示下さい。