「新しい日本の歌・5」 | 喫茶店の書斎から

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コーヒーカップの耳

兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホールへ行きました。
「新しい日本の歌 5」のコンサートです。
芸文センター前のイルミネーションがきれかったです。
Cimg2418 手ぶれしてますが。
さて、歌曲コンサートですが、歌手の皆さま素晴らしかったです。
チケット下さった柴田さんの詩を歌われた薬谷佳苗さんですが、見事でした。彼女は本当に実力のあるソプラノ歌手だと思います。帰りにロビーでお会いして、「良かったです。見事でした。あなたのお母様をよく存じております」とご挨拶しました。彼女、握手を求めてこられました。わたし、うれしく応じました。実はお父様も存知あげているのですがね。
コンサート全体の感想としては、詩人は歌手に完全に負けてるのではないかということでした。これはあくまで門外漢のわたし個人の感想です。
心に残るほどの詩は正直少なかったです。ただ、歌にするのにはこんなのがいいのかなあとも思います。作曲家が詩を選ばれているのでしょう。曲はわたしには解りません。
とにかくわたしは歌手の方に感心しました。皆さん見事でした。ほとんどの歌手が暗譜しておられました。詩人はどうでしょうか。自分が作った詩をキッチリと覚えているでしょうか。わたしは自信がありません。歌手の方は自分が作った詩でもないのに曲とともに覚えておられる。見事に歌いあげられる。その澄んだ声に心と耳を洗われました。
あ、それからちょっと気になったこと。
20曲ばかりの歌の中に震災に関するものがなかったということ。今、日本で新しい歌曲が作られるのなら1曲ぐらい震災を歌ったものがあってもよさそうに思ったのだが。