キツネの教えある雑誌の「キツネの教え」と題した、ある著名作家のエッセーを読んでいて、胸をつかれる記述に出合った。―そして私は原発を全廃しようという市民運動の一員となって、集会のひとつで、「次の世代がこの世界に生きうることを妨害しない、という本質的なもののモラル」こそいま大切だ、と語った。―大いに共感する言葉だ。かわいい孫たちの顔を思い浮かべればなおさらに。