中村義明君 15 | 喫茶店の書斎から

喫茶店の書斎から

コーヒーカップの耳

 中村君は独身の頃、西宮市津門大箇町に住んでいました。そのころ彼は心のうちに”何か“を抱え、禅寺の門をたたいたのです。それが市役所隣の茂松寺でした。そこで私は彼と約10年間毎週のように顔を合わせていたのでした。
        
          
 「熊野から」15回目です。
「初牛」とあるのは「初午(はつうま)」の間違いでは?
 
 ここにはまた重要なことが書いてあります。
 「村全員の面接試験をこのお祭りの時に受けた…」と。
 このこと、わたし全く知りませんでした。単に行きたいから行けたのかと思っていました。そして合格判定を頂いた、と。なんかいいですねえ。「村が過疎になったから、都会からの移住者はすべて歓迎」というわけではないのですね。まあ、それまでに村人には苦い経験があって、このような制度を作ったのかも知れませんが。
             つづく