今朝の神戸新聞の記事から拝借。
『工場は生きている』という本への書評です。
小関さんが書いておられる。この本と、この本を書いた人、この本の絵を描いた人、そして、工場で働く人への愛情が感じられる文章。
「しかし工場で働くたくみ達は、均質なものを作るためにこそ、機械や道具の作り方、使い方に個性を発揮し工夫をこらす。」
工場製品には個性がないから味気ない、といことへの、「反論」というほど強いものではないが、工場への愛情が表れています。
小関さんは、長年、旋盤工をしながらものを書いてこられた人。芥川賞、直木賞の候補にもなった人です。そして『工場風景』を評価して下さった人。