冥福を。 | 喫茶店の書斎から

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コーヒーカップの耳

 新宮で行方不明になっていた古くからの友人、中村義明君は、10日に遺体が3キロ下流で発見されました。その後も電話をするのですが通じず、奥様宛てにハガキを出していました。今日、奥様から電話がありました。やはり家の電話は不通のままで、会館に設置された衛星電話からだと。時に声つまらせながらも元気な声で、ひとまず安心しました。「本人が元気なころから、自分の葬式は不要と言っていたので、荼毘にふしただけで済ました」と。わたしと考えが似ている。「そちらから、冥福を祈っていただけたら」とのこと。ああしかし、もう一度、あの素晴らしい笑顔を見たかった。