「第三紀層」 | 喫茶店の書斎から

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コーヒーカップの耳

「第三紀層」という詩誌をずっと贈って頂いていた。
西宮市今津に在住の谷田寿郎さんから。
表紙絵は西宮市満地谷の第三紀層の絵。谷田さんの手になるものです。
谷田さんは、西宮の古文書研究会の世話役でもあります。何事にも勉強熱心な人。過去には西宮にゆかりのある「女工哀史」の著者、細井和喜蔵と西宮との関わりを研究発表しておられて興味をもって読ませて頂いたことがある。
と、そんなことより、この詩誌「第三紀層」が今号77号をもって終刊なのだと。昭和48年から38年間続いた詩誌です。残念ですね。これも時の流れでしょうか。
その谷田さんの作品。↓

「軍足哀歌」です。少し重い作品です。花猿は現代俳句の人。「死ぬために穿く軍足に左右がない」は悲しい句ですね。