また二人 | 喫茶店の書斎から

喫茶店の書斎から

コーヒーカップの耳

奥の5番席に、食品商社の営業マンが今日は計8人。

賑やかなことである。

今日のお勧めメニユーはカレイの煮つけで、ある人のカレイの骨を抜いて出してあった。する

と、別の一人が、

「僕のカレイは骨があるでえ!」

それに対し、骨抜きにしてもらっていた人が、

「お前、クレームつけて、10円でも値切ろう、思てるやろ」

そこでわたし、

「うちの店が、そんなんで値切りに応じる店やと思たら大間違い!そんなアマイ店とちゃいま

すねん」

昨日から来ていた孫たちが帰って行く。そして年末に東京から帰って来ていた息子も東京へ

戻って行く。一時7人だったのが、また元の二人になって、シズカ!。

   

将棋会、今年最初の例会。子どもの部は、まだ学校が冬休みなので、参加が少なかった。

子どもの部がすんで、大人の部に参加。新年初勝利。

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昔のタカラジェンヌ、千村克子さんの日記を読んでいる。これまでは、欧州公演に関する昭和

13,14年を読んできたが、今、昭和12年を読んでいる。

これがまた凄い日記だ。克子さんまだ二十歳。一生懸命稽古に励み、過酷な舞台を務め、ま

た複雑な家庭環境に悩み、その中で大切な人を喪い、戦争に突入する前の不穏な世情も垣

間見えて、しかしその中で、淡い恋心もちらほら、何とも読みごたえのある日記である。これ

はタカラヅカにとっても貴重な証言になるもの。印刷物と違って世に二冊とない貴重なもので

ある。今の若い劇団員にも読ませたい。こんなに苦労をして一人前になるのだということを。

一冊にする値打ちのあるものと信じる。どこかの出版社、手を上げませんか?

      

8日(金)の日替わり定食は「手作りハンバーグ」(750円)です。

お待ちしております。