西川保市夫人からの手紙 | 喫茶店の書斎から

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コーヒーカップの耳

昨日届いた手紙に感動。

宍粟市の詩人、西川保市さんのご夫人からの手紙です。

夫人は現在95歳。便箋二枚にびっしりと書いてくださっています。

わたしが西川保市さんの詩のことを9月23日に「さくらFM」でおしゃべりしたことへのお手紙でした。

「さくらFM」は阪神間では聞くことができますが、宍粟市では無理なので、ポッドキャストがあることをお伝えし、近所に住む娘さんにパソコンで聴かせてもらわれたのだ。

手紙のごく一部。

 

《娘と二人で一緒にラジオをきかせて頂きました。自然に涙が出てきました。娘も泣いておりました。(略)夫とは74年間夫婦で暮らして参りました その間 色々ありましたけれど 大きな声で叱られたり怒られたことは一度もなかったこと(略)私には本当に頼れる一番の主人でございました こんな事 他の人に云うのは自慢話のようになりますので誰にも話しませんが 判って下さる人はおられるものと 安堵いたしました。(略)今村さま 本当にありがとうございました 胸が一杯になりまして…(略)保市妻 ○子 》

 

こんな風に書いて頂くとおしゃべりした甲斐があったというものです。

おしゃべりの機会を与えて下さっている「さくらFM」さんにも感謝です。

 

次回の「コーヒーカップの耳に聞く」は11月25日の予定です。お聴き頂ければ幸いです。

 

今村さんの本。『完本・コーヒーカップの耳』面白うてやがて哀しき喫茶店。

 『触媒のうた』楽しい文学史秘話が満載。