『生きている源八』 | 喫茶店の書斎から

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コーヒーカップの耳

今読んでいる本。

『生きている源八』(山本周五郎著)。

時代小説は古びないからいいですね。

病院の待ち時間や、必要な読書の合間に気軽に読むには適しています。

この本は周五郎がまだ30歳前後に書かれたもの。

熟達する以前なのでしょうが、さすがに物語を作るのは上手いものです。

娯楽小説として軽い気持ちで楽しめます。

中のいくつかは例によって妻に読み語り。

「この話、テレビドラマになったらいいのにね」などと言いながら。

 

 

今村さんの本。『完本・コーヒーカップの耳』面白うてやがて哀しき喫茶店。

 『触媒のうた』楽しい文学史秘話が満載。