そんなことは全然ない。
その理由にまず
団体だとリクエスト曲が「個人個人の思い入れのある歌」に
なりにくいという点があります。
思い入れがある歌が、
誰かのアルバムの中の目立たない一曲
なんてこともある。音楽好きなら猶更あるでしょう。
私、パリなかやま個人にも、
元来の趣味としての得意な範囲、と、プロ流しとしての基本の範囲があります。
趣味が合うマニアックなお客さんなら大歓迎の楽しい時間となり、
相手が私の守備範囲外だと、こちらはタジタジする羽目になる。
とにかく
大人数の前では、なるだけ皆で楽しめる歌をやるに限るわけです。
盛り上がりは、盛り上がる人間の総和だから。
私も分かるし、
団体できて、こちらに歌を頼む人も
皆で声を合わせ楽しみたいから、だいたいふさわしい曲を選ぶことになる。
そうすると、
そのチームの年齢層や、普段のカラオケの曲目などから、
やはりリクエスト曲はヒット曲中心になってくる。

というわけで、流しにおける定番曲は
食堂におけるハンバーグやカレーのごとくです。
ヒット曲、特に昭和の歌の影響力の大きさに
私はあらためて感銘を受ける。
売れなかった歌と何が違うの?というと
それは、多くの人が知っている、ということです。
そしてその歌達には「歌って気持ちイイ」なにかが埋まっている。
まあ古過ぎてもリクエストは無くなってしまいます。。
「THIS GUY」COVER
BY パリなかやま